乳腺・内分泌(甲状腺・副甲状腺)
はじめに・・
- 乳腺疾患、甲状腺疾患は女性に多い疾患です。その点を配慮しながら、診察・検査を行っています。
- もちろん、男性の患者様も対象としておりますので、お気軽にご相談下さい。
- ドッグや検診で異常所見を指摘された場合、まずご連絡下さい。
- また、乳腺は表在の臓器であり、自分で気づく事のできる場所です。自己検診して気になることがあればまず一度いらして下さい。
- 乳がん検診は定期的に受けましょう。また、月1回は自己検診をしましょう。
- 飯田病院病理診断科と連携を図り、細胞診や組織診を行える環境を整えています。
もくじ
- (1)乳がん自己検診のすすめ
- (2)乳がんを見つける・診断するための検査
- (3)乳がんと似た症状の疾患
- (4)甲状腺って??
- (5)甲状腺機能亢進症・甲状腺中毒症
- (6)甲状腺機能低下症
- (7)甲状腺のしこり
(1)乳がん自己検診のすすめ
1か月に1回の自己検診を習慣にしましょう。 <オススメの自己検診時期> 【閉経前の方】 月経が終わってから1週間後 変化に気づいたら、医療機関を受診しましょう!! 1)視診【視診のチェックポイント】
2)触診調べる乳房側の腕を上げ、親指以外の4本の指の腹で、やや押し気味に(でも、強く押さないように)触っていきます。 【触診時のコツとポイント】
《いずれかの方法で》 |
院長より | |
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柴田先生より |
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(2)乳がんを見つける・診断するための検査
◎乳がんを見つけるための検査 | |
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問診
視触診[見て調べる検査]
[触れて調べる検査]
マンモグラフィ乳房のエックス線検査です。触っても分からない小さなしこりやごく初期の乳がんに みられる微細な石灰化を見つけることができます。 超音波検査超音波をあてて乳房内の断面を写す検査です。小さなしこりを見つけ、その形や 境目の性状、内部の構造まで確認することができます。 その他(乳管造影、MRI・CT、腫瘍マーカー) |
◎乳がんを確かめるための検査 | |
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細胞診細胞を採取して、がん細胞かどうかを顕微鏡で調べる検査 組織診太い針やメスを使ってしこりの組織を採取する検査 |
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柴田先生より |
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(3)乳がんと似た症状の疾患
乳腺症30~40歳代に多い、女性ホルモンが関係する乳腺の良性疾患です。 乳腺炎細菌感染によって乳房に炎症が起きる病気です。 乳腺線維腺腫10歳代後半~30歳代に多い、乳房の良性腫瘍です。 乳管内乳頭腫30歳代後半~50歳代に多い、乳管の中にできる良性腫瘍です。 葉状腫瘍乳腺線維腺腫に似ていますが、しこりが急に大きくなるのが特徴です。 |
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柴田先生より |
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(4)甲状腺って??
◎甲状腺の位置とかたち
◎甲状腺の働き |
(5)甲状腺機能亢進症・甲状腺中毒症
甲状腺ホルモンが多すぎると・・ | |
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全身の代謝が高くなり、心臓の動きが活発になり、少し動いただけでも脈拍が上がります。腸の働きが良くなりすぎて下痢を起こしやすく、 食欲はあるのに痩せていったり、神経が高ぶるため気持ちがイラつき、 早口で興奮しやすくなったりします。 ◎診断甲状腺機能検査・・血液検査でホルモンの濃度を測定します。 ◎治療甲状腺機能亢進を起こしている原因により治療法を決定します。 |
(6)甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンが少なすぎると・・ | |
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いつもだるくて眠くなったり、食欲が減退し、寒がりになります。また、物忘れが多くなったり、子供の場合は発育不全を起こすこともあります。 ◎診断甲状腺機能検査・・血液検査でホルモンの濃度を測定します。 ◎治療甲状腺ホルモンの補充・・経口薬がメインです。 |
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柴田先生より |
甲状腺機能亢進症も低下症もまず疑って検査をすることが必要です。 |
(7)甲状腺のしこり
超音波検査や細胞診で確認します。 ◎良性のもの
◎悪性のもの
「良性のしこり」に手術を考慮する因子
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院長より | |
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柴田先生より |
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